自分のルーツを探る vol.1

 ある日突然、両親が病気になったら・・・認知症になったら・・・

 ご自身のルーツをちゃんとわかりますか?聞いたことありますか?

 

 こんにちは、ケアラーサポート代表の佐々木景子です。

 

 私は母を胃がんで、告知から約1年で亡くしています。

 振り返れば、闘病生活に入ってからはあっという間の1年だったように思います。

 

 進行性の胃がんでステージⅣ。そんな告知の後では、

 なかなか昔話がしにくいこともありました。

 

 ”自分のルーツを母が生きている間、元気な間に聞いておく”

 ということにすら、気を回せていなかったと思います。

 

 しかし、聞くことのできる親族も段々と高齢になり、亡くなっていくと、

 自分の知っている範囲では分からないことが多くなってしまうのです。

 

 では、どうしておけばよかったのか。

 

 両親がどんなところで育ったか。どんな幼少期を過ごしたか。

 そんなことを子どもから聞かれること、親も自身のことを振り返る

 いいきっかけになったりするのですよね。

 

 「そういえば伝えておきたいことがあった」なんてことも。

 

 例えば、

 

 ・昔両親が住んでいた場所を訪れてみたいから教えてくれる?

 ・こんど両親が幼少期を過ごしたところに一緒に旅してみたい

 

 など、

 そんな風に話を向けてみるといいかもしれません。

 

 いまは自分史を作る方もいらっしゃるとか。

 自分史を作ることで、両親だけでなくその上の世代のことも聞いてみるのも

 いいですよね。

 

 母親の幼少期の思い出、父親の幼少期の思い出、その前の世代の祖先のこと、

 自分のルーツを知るということは、自分の根っこを太く感じられる

 ということだと思います。