こんにちは、ケアラーサポート代表の佐々木景子です。
前回の記事に書いた通り母は亡くなっていますが、
幸いなことに父は健在です。父の幼少期について聞いてみました。
昨年、偶然が重なって父方の祖母の生まれ故郷であり、
父が小学1年生〜6年生まで過ごしていた北海道旭川市に、
夫と娘と、家族ぐるみで仲良くしていただいている
お知り合いの方と訪れました。
そこで今度は、父方の祖父の生まれ故郷、青森県弘前市について
聞いてみることにしました。
「来年は弘前の方に行ってみたいと思っているんだよね」
そんな風に話を切り出すと、
やっぱり父は弘前のことでたくさん伝えたいと思っていたことが
あったようでした。
以前住んでいた住所、東京に移してくる前のお墓のこと、
隣の市に住んでいる親戚のこと、小さいころに見上げた津軽富士(岩木山)のこと・・・
時々聞いてはいましたが、
まとまってしっかりと聞くことは初めてでした。
今回はきちんとノートに記録して聞きました。
この記録しながら聴くということをアドバイスいただいたのは、
以前一緒にケアラーサポートのサポーターとして
活動してくださっていた佐川京子さんと、松原マユミさん。
「もし何かあった時に、家族や介護認定調査員の方などに伝えるとき
きちんと日付をいれたノートに記載しているといいですよ」
と教えていただいたのです。
こうしてきちんとした記録に残しておくことは、
自身のアイデンティティに関わってくることですし、
自分の姉など親族に伝えるときにも、曖昧な記憶で伝えるのではなく、
記録として伝えることができるのでとてもいいですね。
父のことを知っている”つもり”になるのではなく、
人から聞かれた時も答えらえるように。
それはつまり自分のことを深く知ることと同じ。
とても大切なことですね。